シネマとうほく配給作品「火火」

劇映画
『火火』

女手ひとつで二人の子供を育てながら、独自の古代穴窯による信楽自然釉を成功させたいと願う女性陶芸家、神山清子。極貧生活の中で幾度と無く失敗を繰り返し、失意に打ちひしがれる。そして、数年後
窯に入った彼女の瞳に小さな光が反射する。花入れや壺、水指がビードロをつけ可憐な色に染まっている。ついに訪れた成功の瞬間だった。
だが、幸せは長く続かない。同じ陶芸の道を歩み始めた息子の賢一が白血病で倒れた。骨髄の移植が生存への唯一の道。清子はこの日から、鬼となり、菩薩となった。

主演、田中裕子。息子・賢一役には新人窪塚俊介が起用され映画デビュー。
脚本・監督には「愛の新世界」「光の雨」など人間の激しく狂おしい性（さが）を鮮烈に描いて定評のある高橋伴明。

監　督	高橋　伴明
出　演	田中　裕子
	窪塚　俊介
	岸部　一徳
	石田　えり

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